2020/08/30
まさに電撃辞任の表明でした。
安倍首相の体調は我々が想像する以上に大変厳しかったのですね。それでも総理大臣としての自覚は高く、休みなくコロナ対応もされてこられました。
潰瘍性大腸炎の新薬も試されているようですし、しばし休みをとって復帰していただけないものかと今でも思いますし、安倍首相自らも、なしえなかったことへの無念さがひしひしと伝わってきました。
第2次安倍政権として7年8ヶ月、今思えばあっという間です。
会見の中でも、政権を担って最初にやらなければならないこと「東北の復興なくして日本の復興はなし」の言葉通り、我々東北にも寄り添ってくださいました。
史上最長となった連続政権ですから、常に批判の対象となるリーダーの立場では、批判されることもそれは色々とあったと思います。この場で細かくは述べませんが、しかし、総合的に見た時に、就任当時の状況から日本を立ち直らせてくださったことに間違いないのではないでしょうか。
経済の回復を最優先とし、それを基盤に世の中の様々な課題を改善するための施策につなげました(国民の実感にはあと一歩ですが・・・)。
地球儀を俯瞰する外交は、長期政権による安定感をもって各国の仲介役にまわるなど信頼も厚く、まさに全方位外交を行われたと思います。
本当に心より敬意を表するとともにお疲れ様でしたと申し上げたいです。
まずはご自分の体調を一番に考え、休養・治療にあたっていただき、回復されましたらまた日本のためにお力を尽くしていただきたいです。
そして早くも次の総理総裁はだれかという話題で慌ただしくなっています。
まずは来年9月の安倍首相の任期までということ(解散総選挙となれば別ですが)で、非常時ですから、現在の取り組みを落ち着いて継続できるのがよいと思いますが、将来を見据えると、安倍首相の存在が大きかっただけにとても不安です。
国民の気持ちを理解することはもちろんですが、多少強引でも進めなければならない政策もあると思いますし、昨今特に外交面で厳しく出なければならないことも多いと思います。
各方面への配慮を行いながら、我々国民は、日本のリーダーには、未来を明るく熱く語り、それにこたえるように自分も前向きに頑張ろう、一緒に歩んでいこう、と思えるような方を望んでいるのではないでしょうか。
そんな方に是非日本のかじ取りをお願いしたいと思います。