環境グラデーションの家

建築主様からのご要望は大きくふたつ。車・バイクの保管、整備ができる広い駐車スペースを確保することと、寛げる家であることでした。
限られた面積を有効利用するため、玄関ホールを土間形式とし、居室や駐車場と繋がることで光や風を呼び込み、家族や友人と会話できたり、広がりを感じられる開放可能な住まいとしています。
住宅は社会を構成する一部となりますが、周囲を「都市計画道路～隣家～駐車場～玄関土間～リビング～庭～道路～遠景」とグラデーション描くように環境に溶け込むことを意識しました。
外観はシンプルな形状で、ツインの片流れ屋根が若いご家族の伸びゆく未来を象徴しています。
ローコストにするために、プラン、材料などの工夫を随所に凝らし、将来の家族構成の変化にも対応できることも想定した爽やかな住まいです。