2024年、謹んで新春のお慶びを申し上げます。

新年あけましておめでとうございます。
　昨年の弊社は沢山の方々との出会いがあり、また初めて経験することも多い一年でした。
中には論理矛盾とも思えることにも直面しましたが、自分を見失わない姿勢だけはできたと思います。度々キャパオーバー状態にもなりご迷惑をおかけしましたが、今年も誠心誠意取り組んでまいりたいと思います。

　日本社会を見渡すと、昨年末には国会議員のパーティー券問題があり、派閥の実態、裏金・脱税と疑惑が広がりました。
くしくも年末恒例の清水寺の今年の一文字は「税」でした。
　発表となった時点では、インヴォイス制度や増税・減税論議が世の注目を集めたためと認識していました。ですが、その中身を見聞きするにつれ、やるせない気持ちになりました。

　議員の皆さんは（もちろん全員ではありませんが）、私利私欲、地位名誉のために政治家になったのですか。
社会の問題やロスを改善したり、自分の成し遂げたい改革を実行して、その結果、国民を幸せにするためにその道を志したのではないのですか。本当に極めて失望に近い残念なニュースでした。

　そして今年は新年早々、能登半島地震や羽田空港での事故が起き、穏やかとはいえない幕開けとなりました。
亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。
　自然災害の発生は今のところ防ぎようもありませんし、ヒューマンエラーも起こります。ただ、そこでどう振舞うのかですが、今回の旅客機では大規模火災になったにもかかわらず、日本航空の機長並びに客室乗務員の機転の利いた対応や乗客の方々の整然とした態度によって被害者を出さずにすみました。まさに奇跡の避難とも呼ぶべきことで素晴らしかったと思います。
　予期せぬ出来事に遭遇した時、そして今後どうしていくのか一人ひとりの人間力が試されるのだと思います。

　私も誠実に取り組むという姿勢は変わらずですが、もっと成長する努力もしていかなければならないと感じています。
　今年の年賀状で、かつて住宅を設計させて頂いた建築主様から、「家の状態もとても良いです！」というお言葉や、他の建築主様から、「おかげさまで快適に過ごしております。」のお言葉を頂戴しました。
　また、デザイナーズアパートの建築主様からは「稼働率100%」という嬉しいご報告も頂きましたし、設計させて頂いた保育園の先生からも「自然を感じながら毎日楽しくやっています」とのありがたいお声も頂きました。

　お使いいただく方にとって、優しい建物であることと、地震も踏まえてやはり強くて安心な建物であることを肝に銘じて、弊社は「優しくて、強い」をテーマに掲げ、2024年も取り組んでまいりたいと思います。
　本年も株式会社テコデザインをご愛顧のほど、宜しくお願い申し上げます。