K保育園新築工事、既存RC(鉄筋コンクリート造)建物の重機による解体中

K保育園新築工事は、内部設備、内装材の撤去・搬出と、既存木造園舎の解体を行い、いよいよ既存RC（鉄筋コンクリート造）園舎の重機による解体工事が始まりました。
　園長先生はじめ、園の先生方が是非その場面を見たいということで、満を持して着手しました。
二十数年務められた先生もいらっしゃいまして、皆様それぞれの想いを持ちながらご覧頂いたと思います。

　既存RC園舎は、いわゆる新耐震前の建物なので、1978年の宮城県沖地震、2011年の東日本大震災を耐えて園児の成長を見守ってきた建物です。 さすがに老朽化が進み、今回の解体・新築ということになりましたが、既存建物には本当に感謝ですね。
　解体工事においては、搬出材の分別作業もありますが、オペレーターが器用に重機を操って解体材を材種別に仕分けし、屋根から裏張り材を他の職人がはがすなど手際よく進めていました。

　新築する建物も安全率を十分に見込んで設計しています。
弊社では常に構造設計事務所と連携し、バランスの良い建物とすることを重視しています。私自身、学生だった東北大学工学部建築学科の4年次には構造学研究室で学ばせて頂きました（出来は悪かったと思いますが(笑)）。

　地震が頻発し、最近では気候変動の影響が大きく出るようになり外的要因に一段と注意が必要だと思いますが、バランスの良い建物は粘り強く、結局内装や設備も含めた性能維持に重要だと思います。見栄えだけでなく建築主様の大切な資産としてもしっかりとした品質のものを造っていきたいと思います。