2021/02/10
仙台市内で集合住宅を計画しておりますが、中規模のプロジェクトのために、オーナー様からご依頼いただきましてボーリングによる地盤調査(標準貫入試験)を行いました。
地盤の強度をN値という指標で示すのですが、そのN値は63.5kgの重錘(私よりちょっと重い(笑))を76cmの高さから落下させて、標準貫入用サンプラーを30cm貫入させるために必要な打撃回数によって表されます。
ボーリング調査ではあわせて、1mの深さごとに土質のサンプル試料を採取できますので、より正確に地盤の状況を把握することができます。
今回も地盤調査会社と事前打ち合わせを行い、また構造設計事務所と連絡をとりながら、判断していきました。ほぼ想定通りの深さに支持層があるしっかりした地盤であることが分かりました。これからその結果に基づいて設計を進めてまいります。
皆さんもご存じのとおり、どんな建物を建築するにも大変重要な過程ですが、地盤調査の結果により基礎および上部構造に反映されますので、それを踏まえて経済設計することによって、事業計画に繋がる場合もあります。
地盤調査には音と若干の振動もありますので、近隣の皆様には大変ご迷惑をお掛けしました。また、温かく見守りくださいまして、ありがとうございました。
株式会社テコデザインでは、土地利用のための各種建物の計画、ボリュームチェックを行っています。また、既存建物のリノベーションの可能性などのご相談も承っております。
皆様の大切な資産である土地、建物について、お役に立てれば嬉しいです。